本日はお眠い忙しい中
トーマス教授にお話を伺いたいと思います。
英犬大学・ワンコ生活学部教授、
トーマス教授!どうぞ~!!
太
とみーにーちゃんじゃん??
とみーにーちゃんだよ・・・。
何やってんの?にーちゃん??
にーちゃん格好いい!!
ボクも生徒ぉぉ~~?
あー、君たち、私語は慎んで!
では、始めます!!
僕は最近気になっていることがあります。
もちろん環境問題!
・・・も、ありますが花粉です。
まあ同じと言っても言えなくはないですか。
この前大風が吹きましたよね?
X5 は~~い!
その時ねーちゃんがいっぱい拾って
苦労していたのは杉の葉っぱでした。
とげとげして刺さるし、
なんでこんなにあるんだ~~!と
文句言って拾っていたのはみんなも
よ~~く聞こえていましたね!?
X5 は~~い!
その時、ここのところ山の色が変なので
ねーちゃんに頼んで写真撮ってもらいました。
それがこの写真です。
一部赤くなっているのが分かりますか?
木が赤っぽいんですね・・・。
見えましたか??
X5 は~~い!
なんでこんな色になっているのか、
これは杉の木ですね、
風で落ちた若い枝の写真も撮ってもらいました。
それがこの写真です。
分かりますか??先に着いている
ちいさな松ぼっくりのような実が。
X5 は~~い!
それが花粉の元になります!!
今年はとても沢山付いているので
それで木が赤く見えるんですね!!
X5 ぎゃあああああ!
実は先生も去年から花粉症の症状?
らしきものが出てきて困っています。
今の森はこうやって人が手入れをして
存続するように作り替えられています。
皆さん知っていましたか??
X5 ふ~~~ん??
でしょうねえええ
昔、「高度成長期」と
呼ばれたときがありました。
その時住宅が不足してそれで
家を建てるための木を植えることになったんです。
成長の早い杉が選ばれました!!
X5 ふ~~~ん??
で、日本の山が杉で一杯になったとき・・・、
輸入材の方が安くなっていました。
高齢化が進んで林業も後継者不足・・
X5 林業ってな~~に??
森を育てて手入れをするお仕事を
している人たちです。
大変な重労働で、知識と経験がいります。
でも昔は杉ばっかりじゃなかったので
もう少し楽でしたし、
色んな種類の木を一緒に
植えることもあったんですね。
つまり多様性、ですね。
ここまでは大丈夫かなあ?
X5 は~~い!
そしてこれがこの前、
ねーちゃんが手に入れた素晴らしい
パンフレットです!!
先生もいたく感動しました!!!
皆さんも近年、熊が人里に降りてきて
沢山殺されてしまっている、
そんな話を聞きますね?
X5 はい!他人事とは思えません!
そうですね、謂われなく殺されていくところは
僕たちの仲間と同じです。
でも、降りてくるのも悪いのかと
思っている部分もありました。
エサ不足もあるかとか、ね?
でも!!!
森の多様性を奪っていたのは
人間だったんですよ!!
この本はそうやって多様性を失った
悲しい森と可哀想な熊と
自分たちの未来のために
立ち上がった
中学校の生徒達と先生の
素晴らしい奮闘記と
その後の活動について書かれたものです!
X5 へえええええ??
ものすごく感動しました!!
ねーちゃんも貰った場所が
パーチーだったのに、周りを忘れて
泣きながら読んだそうです!
みんな今度の授業までに読んでくるようにね!
X5 ぎゃあああああ!!!!
トーマス教授!!
感動的で分かりやすいお話、
有り難うございました~~
日本熊森協会はこちらです。
1人でも多くの人に知って貰いたい
そんな素晴らしい活動をしている会です。
新聞記事から県知事を変えていくまで・・・、
かなり感動してしまいました!
熊も救えて花粉も減って!!!!!
九州は台風も多いし、何かあると山は大変ですよね。
その本で知ったんですが、
九州の熊さんはすでに乱獲により全滅したそうです{悲しい}
今は四国が100頭切って危機的状況になっているそうです。
熊は本来は臆病で(家のおじゃるさんみたいね)
人と会ってもなるべくは逃げる方を選ぶらしいです。
ぬいぐるみだけじゃなくて本当の熊さんも
もっと大事にしてあげたいですよね!
本の中学生達が「熊が生きられない環境では
僕たちは寿命まで生きられない」と
そう言っていた言葉が印象的でした。